東京ステーションギャラリーにて
「佐野繁次郎展」を見に行く。
モダン、洒脱、粋... 大量の作品を目の前にして言葉を失い、赤・藍・墨の絶妙のバランスによれよれし。
ギャラリーの味わい深いレンガの壁面と、少々薄暗い照明の中にかかっている油彩の数々。
部屋の空気があたかもパリの裏町になったようでしたよぅ。
で、やはり佐野さんといえば、この個性的な文字。
手が動くまま勢いで書いたと思われるごつごつとした文字は、まさに魅了されまくりです。
「僕は字が下手で、あんな字しか書けないのに」と甥御さんに言ってたそうですが、なんの、なんの。
一応、文字書きを仕事としてる私としては
あーー、こんな魅力的で目に訴える文字が書けたら...とタメイキをつくわけです。
「原田オサムノート」にて。
この佐野さんの描き文字は、そういえば
arneに通じます。
そして、オマケの話。佐伯祐三のミステリーもおもしろい。